鹿児島県南九州市が、先の大東亜戦争で特攻隊員として散華された英霊の遺書を国連科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産への登録申請を働きかけようとしている動きについて、韓国の不可解なメディアが、"日本の軍国主義の極み”として、挙って批判していることが伝えられているが、この論調がいかにも韓国メディアらしくて、筆者は苦笑してしまった。
この韓国メディアの東アジアにおける歴史認識の欠落・齟齬には苦笑せざるを得ないのだが、そればかりか、この韓国人の「歴史事実」の評価があまりにも蒙昧であり、それこそ”韓国は亡国の極み”として観えて、筆者は侮蔑の笑みがもれてしまうのだ。
特攻で散華された英霊は、未来の日本に永遠なる栄えあらんこと、家族の健やかならんことなどなどを願って特攻作戦に殉じたのであるが、それも英霊には「靖国神社で再び会える」との想いがあったのであり、英霊にとっては靖国神社は竟の場所なのである。そして、その靖国神社には朝鮮半島出身で日本兵として戦死された英霊も21000有余の柱が祀られているのである。
韓国人は、そして韓国メディアは、この自国の先人の英霊をどのように考えているのであろうか。
韓国人が靖国神社に祀られている英霊を誹謗・中傷することは、単に日本人の心情に訴えかけるものだけではないということを認識すべきであり、この靖国神社に祀られている半島出身の英霊に対しての衷心からの哀悼の気持ちがなければ、韓国の未来は暗いということを認識すべきである。
確かに、この一事は心情では語り得ない部分も多くあるだろうが、その心情的な部分を排除して認識しようとすると、必然的にその論理に齟齬をきたすのは、解りきったことである。
韓国メディアが日本人の歴史観を批判することで、韓国が国家としてどんな利得があるのか、ということを考えれば、この韓国メディアの主張がいかに愚かであるかが鮮明に見えて来る。そこには真実の歴史とは大きく逸脱し、そればかりか大きい乖離があることがわかる。それでも、韓国人は「観点の違い」という観念を持ちだして、歴史の捏造を繰り返し、引いてはこの誤った歴史観で韓国の自国民を欺こうとしているとしか、筆者には考えられない。
(
この記事を参照)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140205/kor14020513040003-n1.htm