東南アジアのインドネシアの北に位置するタイ王国では、現政権の政策に対して反動を強める反政府派は、実力行使の勢いを強めている。
そもそも、タイ王国は1992年の「5月流血革命」を経て、2006年に当時の首相タクシン・チナワット氏を排斥する軍事クーデターが起き、その後は現政権を支持する派閥と反政府派の対立が続いていたのだが、ここにきてその対立が暴力的対立構造が明らかになっている。
そもそも、軍事クーデターによって成立した政権は、こうした国民の支持を失った場合には、同じような結末を迎えるのは自明のことであろう。
タイ王国は、大東亜戦争当時は日本軍を支持し、東南アジアの解放に向けて進軍した旧帝国陸軍の兵站などを担い、支援にあたっていた。その後、その気候や肥沃な土壌により、東南アジアの一大農産国の地位にあった。
大東亜戦争以前の東アジアは西洋列国の植民地であって、日本とタイ国だけが、独立国であった。
絶対君主制の王朝国家から立憲君主制に移行したのも、大戦後の工業化が近代化が推進されていたことにも起因している。
今回の政府派と反政府派の対立は、総選挙の民主的な実施を求めた」ことに起因しているのだが、反対勢力の憤慨は極限に達している事態にあり、一般民衆を取り込んだある種の暴動にまで発展しているようだ。
まずは、この動向については、国際社会としては注視してゆくしか採るべき策はないのであろう。
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